東京海上ホールディングス

✓ トトカブ保有中銘柄コード 8766業種 保険業市場 東証プライムサイズ 大型株
配当利回り
2.83%
2026年8月28日(FY2026有価証券報告書確定値・FY2027 Q1決算短信含む)。数値は2026年10月1日実施予定の1:15株式分割「前」の基準で統一

一株当たり配当金

増配率 18.7% 6年減配なし
  • 国内損害保険・国内生命保険・海外保険・ソリューション事業を展開する国内最大手クラスの保険グループ持株会社。子会社436社・関連会社25社で構成
  • 主要子会社は東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命保険など。海外保険事業の比率も高く、グローバルに展開
  • 2026年3月、バークシャー・ハサウェイの保険子会社と資本業務提携を締結し、同社が東京海上株式の約2.49%を取得
  • 2026年8月25日、1株→15株の株式分割(基準日2026年9月30日・効力発生日2026年10月1日)を発表。あわせて上場来初の株主優待制度も新設
  • 過去に2022年にも1対3の株式分割を実施済み。投資単位引き下げを通じた個人投資家層の拡大に積極的な会社
ディフェンシブ銘柄
魅力ポイント
  • 財務健全性は業界トップクラス。ESR(経済価値ベースソルベンシー比率)は268%とターゲット水準(190%以上)を大きく上回る
  • 6年連続増配中。FY2027予想が実現すれば7年連続に。配当の10年CAGRは約18.7%と高成長
  • バークシャー・ハサウェイとの資本業務提携。海外M&A・再保険分野での協業を見据えたもので、長期安定株主としての存在感も
  • 分割で個人投資家に開かれる。2026年10月の1:15分割で最低投資額が約74万円→約5万円に大幅低下、株主優待も新設

株価

現在株価
7,693円
時価総額
148,783億円
株価は2026年8月28日時点で7,693円(時価総額約14.9兆円、東証プライム)。2026年10月1日に1株→15株の株式分割を控えており、分割後は理論上500円前後の水準になる見込み。「株価が高くて手が出ない」と感じていた人にとっては、分割後の投資単位低下も選択肢に入ってきそう。

EPS(1株当たり純利益)・配当性向

EPSはFY2024に351.59円まで急伸した後、FY2025は231.41円に落ち着き、FY2026は279.35円まで回復。FY2027は441.83円を予想(※いずれも分割前ベース)。自然災害の多寡や投資収益の変動で年ごとのブレはあるものの、中期的には増加基調が続いている。

売上高・営業利益率

ROE(自己資本利益率)

売上高(保険料等収入)は10年で約5.2兆円→8.9兆円まで拡大。海外保険事業の伸びが牽引役になっている。保険会社は会計構造上「営業利益」が開示されないため、このデータでは代わりに純利益率を掲載。FY2026の純利益率は約6.0%、ROEは7.1%とここ数年で改善傾向にあるが、東証プライムの目安である8%にはまだ届いていない。

配当利回り推移

予想PER
17.7倍
過去10年平均: 16.5倍 / 類似企業PER: 10.17倍
PBR
1.78倍
自己資本比率
24.1%
営業CF黒字
10年超
連続増配
6年
配当利回りは直近実績(218円)ベースで約2.83%、FY2027会社予想(245円、分割前ベース)だと約3.19%。6年連続増配中で、配当の10年CAGRは約18.7%と高い伸び。ただし配当性向はすでに78%まで上昇しており、edinetdbの分析でも増配余力の限定が指摘されている。PERは会社予想ベースで17〜18倍程度、大手損保ピア(MS&ADインシュアランスHD11.8倍・SOMPOホールディングス8.6倍、単純平均約10.2倍)と比べるとやや割高な評価。バークシャー・ハサウェイとの提携や株主優待新設など、株主還元・株主基盤拡大への取り組みが評価されている面もありそう。
気になるポイント
  • 配当性向は78%(FY2026)と高水準。edinetdbの分析でも「増配余力が限定的」と指摘されており、ここからの増配ペースは鈍化する可能性がある
  • ROEは7.1%(FY2026)と東証プライムの目安(8%)を下回る。ただし数年前と比べると改善傾向にはある
  • 自己資本比率は24.1%と一般事業会社基準では低水準。ただし保険業は巨額の責任準備金(保険負債)を抱える業種特性上、単純比較はできない点に注意(CLAUDE.mdのスクリーニング基準でも金融・リース業は自己資本比率基準の対象外)
  • 株式分割の影響に要注意。2026年10月1日に1:15分割が控えており、分割後は株価・1株配当ともに単純に15分の1の表示に変わる。「配当が急に減った」ように見えても実質的な減配ではない