エレコム
銘柄コード 6750業種 電気機器(PC周辺機器)市場 東証プライムサイズ 中型株
配当利回り
3.12%
2026年8月2日(FY2026=2026年3月期有価証券報告書確定値・FY2027=会社予想含む。2021年4月の1:2株式分割を考慮し、FY2017〜FY2021の配当金・EPSは分割調整後の値を使用)
一株当たり配当金
増配率 10.9% 10年減配なし
何の会社?
- 1986年設立、大阪市中央区に本店を置くPC・デジタル機器関連のファブレスメーカー
- マウス・キーボードなどのPC周辺機器やスマホ関連アクセサリで国内トップ級のシェア
- 自社工場を持たないファブレス経営で、企画・開発に特化し製造は外部委託
- サンワサプライ・ロジテックなどグループ会社17社を傘下に持ち、法人向け(BtoB)にも展開中
- 2006年11月に東証上場(現:東証プライム)
ディフェンシブ銘柄
魅力ポイント
- 業界地位。マウス・キーボード・スマホ関連アクセサリで国内トップ級のシェアを持つファブレスメーカー
- 財務優良。自己資本比率は70%台で推移し、営業CFも10年超連続でプラス。財務基盤は極めて手堅い
- 増配基調。株式分割を考慮すると、確認できる範囲でここ10年近く配当を継続的に引き上げてきた実績
- 好業績。FY2026(2026年3月期)は売上高1,321億円・営業利益155億円でともに過去最高を更新
株価
現在株価
1,861円
時価総額
1,716億円
株価は2026年7月31日時点で1,861円。時価総額は約1,716億円。実績PERは6.16倍と見た目は激安だが、これはFY2026の特別利益を含んだ数字。会社予想ベース(FY2027)のPERは13.09倍で、こちらのほうが実態に近いと思う(※株価は執筆時点の値、最新は証券サイト等でご確認を)。
EPS(1株当たり純利益)・配当性向
一株益は分割調整後で見ると10年間で80円台→260円近くまで拡大傾向。ただしFY2026の259円は特別利益(85億円)を含んだ数字で、会社自身のFY2027予想EPSは142円と大きく減益を見込む。実力ベースではこのあたりが目線かもしれない。
売上高・営業利益率
ROE(自己資本利益率)
売上高は10年で818億円→1,321億円に拡大。FY2026は前期比+12.0%の増収で過去最高を更新。営業利益率は11〜14%のレンジで安定推移しており、ファブレス経営らしい効率の良さがうかがえる。
配当利回り推移
予想PER
13.09倍
過去10年平均: 14.14倍 / 類似企業PER: 15倍
PBR
1.39倍
自己資本比率
74.4%
営業CF黒字
10年超
連続増配
9年
配当利回りは会社予想(58円)ベースで3.12%。PBR1.39倍は自己資本比率74%の財務優良企業としては妥当な水準に見える。実績PERの安さに飛びつくのではなく、特別利益を除いた実力ベースの水準で見るのが良さそう(素人目線ですが)。
気になるポイント
- 一時的な特別利益に注意。FY2026の純利益201億円は特別利益85億円を含んだ数字。来期(FY2027)の会社予想は純利益114億円と大きく減益を見込んでおり、実績PER6.16倍という見た目の割安さは一時的なものである点に注意が必要
- 配当は分割の影響で単純比較しづらい。2021年4月に1:2の株式分割を実施しており、単純な配当額の並びだけでは実力を見誤る可能性がある
- 為替・部材コストの影響。PC周辺機器は輸入部材や為替変動の影響を受けやすい業態