バンドー化学
銘柄コード 5195業種 ゴム製品市場 東証プライムサイズ 中型株
配当利回り
4.88%
2026年8月25日(FY2026有価証券報告書確定値・FY2027 Q1決算短信含む)
一株当たり配当金
増配率 22% 5年減配なし
何の会社?
- 1906年創業、2026年4月に創業120周年を迎えた独立系ゴム製品メーカー(本社:神戸市)
- 主力は自動車部品事業(伝動ベルト等)と産業資材事業(コンベヤベルト等)の2本柱
- OA機器・精密機器・ロボット向けの高機能エラストマー製品事業も展開
- 子会社21社・持分法適用会社9社。米国・韓国・中国・タイ・ベトナム・インド・トルコ・欧州などグローバル生産体制を持つ
- ロボット関連デバイス・医療機器・不動産業など新規事業にも取り組み中
景気敏感株
魅力ポイント
- 財務優良。自己資本比率70.2%、edinetdbの財務健全性スコアは88点(S評価)。ネットキャッシュ比率も高水準
- 好業績で反発。FY2026(2026年3月期)は営業利益120.7億円(前期比+247%)・純利益105.7億円(前期比+606%)と大幅増益。前期の一時的な落ち込みから回復
- 割安感。PER7.87倍は東証プライム平均を大きく下回り、タイヤ大手3社平均(ブリヂストン・横浜ゴム・住友ゴム、単純平均約12.0倍)と比べても割安圏
- 創業120周年の記念配当。FY2026期末配当に記念配当20円を上乗せし、年間配当は過去最高の120円に
株価
現在株価
2,457円
時価総額
1,086億円
株価は2026年8月25日時点で2,457円(時価総額約1,086億円)。FY2026の大幅増益を受けて底値圏から回復してきたが、PERは7.87倍とまだ市場平均比で控えめな評価。ただし業績の振れ幅が大きい銘柄なので、株価もそれに応じて上下しやすい点は意識しておきたい。
EPS(1株当たり純利益)・配当性向
EPSはFY2026で256.49円と過去最高を更新(前期35.32円から急回復)。2020年・2022年・2025年3月期は減損損失の影響で一時的に落ち込んだが、それ以外の年は概ね100円台後半〜130円台で推移。FY2027予想は196.31円で、記念配当特需の反動を除けば収益基盤は着実に拡大している印象。
売上高・営業利益率
ROE(自己資本利益率)
売上高は10年で883億円→1193億円(FY2026)と約1.35倍に拡大。FY2027予想は1200億円とさらなる増収を見込む。営業利益率はFY2026に10.1%まで改善(前期3.0%から急回復)。ROEも12.1%と東証プライム基準(目安8%)を上回る水準まで戻ってきた。
配当利回り推移
予想PER
7.87倍
過去10年平均: 18.85倍 / 類似企業PER: 11.97倍
PBR
0.89倍
自己資本比率
70.2%
営業CF黒字
10年超
連続増配
5年
配当利回りは直近実績(120円)ベースで約4.88%と高水準。ただしこの120円には創業120周年の記念配当20円が含まれており、FY2027予想は100円(利回り換算で約4.07%)。記念配当分を除けば実質的な増配トレンドは崩れていないと見ているが、「120円が今後も続く」という見方は禁物。配当性向は46.8%(FY2026)で、会社方針(連結配当性向50%目処、下限26円)の範囲内に収まっている。
気になるポイント
- 配当は実質横ばいの見込み。FY2026の120円には創業120周年の記念配当20円が含まれており、FY2027予想は100円。「減配」というより記念配当の反動だが、120円が今後も続くわけではない点は要注意
- 業績の振れ幅が大きい。2020年・2022年・2025年3月期は減損損失の計上等で純利益・PERが大きく変動(過去に配当性向が200%を超えた年も)。景気敏感な自動車部品・産業資材事業の特性上、今後も業績のブレは起こりうる
- 事業等のリスク。為替変動、自動車部品のリコールリスク、原材料(原油価格連動)の高騰、自然災害・感染症など外部環境の影響を受けやすい事業構造