日本精化

銘柄コード 4362業種 化学市場 東証プライムサイズ 小型株
配当利回り
3.92%
2026年10月7日(FY2026有価証券報告書確定値・FY2027 Q1決算短信含む)

一株当たり配当金

増配率 32.4% 10年減配なし
  • 精密化学品メーカー。有機合成化学・高分子化学・油脂化学・界面化学・皮膚科学の技術を基盤に、化粧品原料を中心とした機能性製品事業を展開
  • ビューティケア分野では化粧品用リン脂質素材・機能性油剤・生理活性物質・天然多糖類など、化粧品メーカー向けの原料を幅広く供給
  • もう一つの柱は環境衛生製品(ハイジーン関連製品)事業。機能性製品が売上の約78%を占める
  • 東証プライム上場。自己資本比率78%台、edinetdbの財務健全性スコアは満点の100点(S評価)
  • 化粧品市場の拡大とともに、国内外の化粧品メーカーへの原料供給で安定した需要基盤を持つ
ディフェンシブ銘柄
魅力ポイント
  • 9期連続増配、しかも減配歴ゼロ。配当金は2017年の23円から2026年は98円まで、約4.3倍に拡大。会社予想のFY2027は104円とさらなる増配を計画
  • 財務健全性が満点。edinetdbの健全性スコアは100点(S評価)という非常に稀な評価
  • 営業利益率が着実に改善。2017年の9.4%から2026年は15.8%まで上昇。売上が減少した年でも増益を確保できる収益体質に進化
  • 営業CFは過去10年連続でプラス。化粧品原料という安定需要に支えられた事業基盤

株価

現在株価
2,653円
時価総額
632億円
株価は2026年10月時点で2,653円前後(株価は日々変動するため最新は証券サイト等でご確認を)。実績PER12.0倍、会社予想ベースの予想PERは11.1倍程度。

EPS(1株当たり純利益)・配当性向

EPSは2017年の76円から着実に伸び、2026年には202円まで拡大。10年弱で約2.6倍の成長。会社予想のFY2027は240円とさらなる増益を見込む。

売上高・営業利益率

ROE(自己資本利益率)

売上高は2017年の252億円から2023年には368億円まで拡大した後、2024年以降は335〜338億円程度で推移。FY2026は前年比▲5.2%の減収だったが、営業利益率の改善(13.7%→15.8%)で増益を確保した。会社予想のFY2027は374億円(+10.7%)と増収増益を見込む。

配当利回り推移

予想PER
11.1倍
過去10年平均: 13.7倍 / 類似企業PER: 13倍
PBR
1.12倍
自己資本比率
78.5%
営業CF黒字
10年超
連続増配
9年
配当利回り(予想)は3.9%台で、過去平均(2.53%)を大きく上回る水準。PER11倍台・PBR1.12倍は、9期連続増配・健全性スコア満点という実績を考えるとかなり魅力的に見える。ROEは9%前後と平均的だが、これは自己資本比率の高さ(低leverage経営)の裏返しでもあるので、個人的にはこの安定感とのトレードオフだと捉えている。
気になるポイント
  • 直近は増収ではなく増益。FY2026の売上高は前年比▲5.2%減少しており、原料市況や化粧品メーカーの在庫調整などの影響を受けている可能性がある(増益は主にコスト改善・利益率向上によるもの)
  • ROEは9%前後と平均的。自己資本比率の高さ(低leverage)の裏返しで、資本効率そのものは特段高くはない
  • 化粧品原料という特定分野への依存。化粧品市場のトレンドや主要顧客の動向に業績が左右されやすい面がある