KDDI

銘柄コード 9433業種 情報・通信業市場 東証プライムサイズ 大型株
配当利回り
3.39%
2026年6月2日(FY2025有価証券報告書確定値・FY2026決算短信確定値・FY2027会社予想含む)

一株当たり配当金

増配率 8.6% 24年減配なし
  • 国内第2位の通信キャリア(au)。モバイル・固定通信・DX・法人事業の4本柱で売上高6兆円超。DDI・KDD・IDO合併を経て2001年に現社名へ
  • 通信料収入を基盤に、au経済圏(金融・EC・ポータル等)の拡大と企業向けDX・クラウド・IoTなど非通信領域の収益化を推進
  • 2024年3月、三菱商事と共同でローソンに出資(過半数取得)して子会社化。通信×DX×流通のシナジー創出を狙う大型M&A。総資産・負債が大幅拡大
  • 営業利益率は18〜20%台を維持。通信インフラビジネスの構造的な高収益性がベースにあり、FY2024の値下げ圧力局面でも16.7%と底堅かった
  • 24年連続増配(FY2003〜FY2026推定)を達成。「増配継続」を株主還元方針として明確に打ち出しており、日本株でも最長クラスの配当成長実績を持つ
ディフェンシブ銘柄
魅力ポイント
  • 24年連続増配、日本最長クラスの株主還元。FY2016(35円・分割調整後)からFY2026(80円)へ配当金は2.3倍に拡大。FY2027予想は84円(+5%増配)でさらに継続。24年間一度も減配なし
  • 営業利益率18〜20%の高収益体質。通信インフラという参入障壁の高いビジネスモデルが安定収益を生む。FY2016〜FY2025の10年間、営業CFは一度もマイナスなし
  • PER13.9倍・配当利回り3.4%でバリュー圏。過去10年平均PER(12.8倍)と比べて概ね適正水準。配当性向は43〜44%台で推移しており、増配余力は十分確保

株価

現在株価
2,359円
時価総額
9,878億円
株価はFY2025有報時点で約2,359円と推定される(2024年10月の1:2株式分割後ベース)。FY2016〜FY2025の配当金・EPSはすべて分割調整後(÷2)で表記。PER13.9倍・PBR1.83倍は大型通信株として概ね適正な水準(※株価は推定値、最新は証券サイト等でご確認を)。

EPS(1株当たり純利益)・配当性向

FY2016の98.78円(分割調整後)からFY2026の183.59円へ約1.9倍に成長。FY2024のみ150.63円と微減(コスト増・通信料値下げ圧力)だったが、FY2025は169.33円、FY2026は183.59円と増益トレンドに戻っている。EPSの着実な成長に連動して24年にわたり配当が増え続けている構造は変わっていない。

売上高・営業利益率

ROE(自己資本利益率)

売上高はFY2016の44,661億円からFY2026の60,719億円へ約36%拡大。FY2025以降はローソン連結効果もあり加速傾向。FY2027予想は64,100億円(+5.6%)。通信単体では成熟気味だが、DX・金融・流通との融合で成長余地を広げている段階。

配当利回り推移

予想PER
13.93倍
過去10年平均: 12.8倍 / 類似企業PER: 15倍
PBR
1.83倍
自己資本比率
30.4%
営業CF黒字
10年(FY2016〜FY2025すべてプラス)
連続増配
24年
配当利回り3.4%(FY2026確定80円ベース)は高配当株の基準(3%以上)をクリア。配当性向43〜44%台で増配余力あり。スクリーニング基準で大きく外れる点は「自己資本比率30.4%(基準50%以上)」のみ。これはローソン買収という特殊要因によるもので、本業の収益力・CF創出力には変化ない。24年連続増配という圧倒的な株主還元実績がバリュエーションの大きな支えになっている。
気になるポイント
  • 自己資本比率30.4%はスクリーニング基準(50%以上)を大きく下回る。ローソン子会社化(2024年)により総資産が16.9兆円へ急拡大し、有利子負債も増加。本業の収益力自体は堅調だが、財務レバレッジは高い状態が続く
  • ROEが緩やかな低下傾向。FY2016の15.5%からFY2024は12.3%まで低下(FY2025は13.2%に回復)。増益ペースより資産・資本の膨張が先行しており、ローソン統合シナジーが出なければ改善ペースは緩い
  • ローソン統合効果は未知数。コンビニ事業(薄利多売ビジネス)と通信会社の高マージン体質の融合がシナジーになるかは不透明。投資回収は長期戦になる可能性がある