サンリオ

銘柄コード 8136業種 卸売業(IP・キャラクタービジネス)市場 東証プライムサイズ 大型株
配当利回り
0.77%
2026年5月30日(FY2025有価証券報告書確定値・FY2026 Q3決算短信含む)

一株当たり配当金

増配率 7.7% 4年減配なし
  • キャラクタービジネスを核としたIP企業(1960年設立)。ハローキティ・シナモロール・クロミなど人気キャラクターを多数保有
  • 収益の柱はライセンス収入。商品化権・キャラクター使用料をメーカー・小売各社から得る「資産軽量型ビジネスモデル」
  • 2020年に辻朝子CEO就任後、「直営店からライセンス事業への集中」へ方針転換。劇的な業績改善を実現
  • 主要市場は日本・北米・欧州・アジア。近年は中国・東南アジアでのキャラクター需要が急拡大
  • FY2025売上高1,449億円のうち海外売上比率が60%超に拡大。グローバルIPビジネスへ転換が完了
ディフェンシブ銘柄
魅力ポイント
  • 圧倒的な利益率向上。営業利益率がFY2021のマイナスから2025年は35.8%へ急改善。ライセンス中心への転換効果が鮮明
  • 驚異的なROE。FY2025のROE 48.6%は日本株でも極めてまれな水準。資本効率の高さは別格
  • 配当の回復軌道。FY2021の無配から4年連続増配中(FY2022→FY2023→FY2024→FY2025→FY2026予想)。配当性向30%台で増配余力も十分

株価

現在株価
6,870円
時価総額
17,546億円
株価はFY2021の底から急騰し、FY2025有報時点で約6,870円と推定される(FY2016比で約15倍超のリターン)。高PER(39倍)・高PBR(15倍)という過熱感はあるが、業績成長が「想定外」のスピードで実現し続けていることが株価を支えている(※株価は推定値、最新は証券サイト等でご確認を)。

EPS(1株当たり純利益)・配当性向

FY2021の純損失(EPS -16円)から、わずか4年でFY2025には177円まで急回復した。FY2026予想は216円とさらなる増益見込み。EPS成長のスピードが異次元。FY2016〜FY2020の変動の大きさは「稼げなかった時代」の名残。配当性向は現在30%台で安定しており、増配余力は十分にある。

売上高・営業利益率

ROE(自己資本利益率)

売上高はFY2021のコロナ底411億円からFY2025の1,449億円へ3.5倍に急拡大。FY2026予想は1,906億円(+31.5%)でさらに加速。営業利益率は2%台→35%超と劇的に改善しており、ライセンスビジネスへの転換効果が数字に如実に表れている。

配当利回り推移

予想PER
38.9倍
過去10年平均: 42倍 / 類似企業PER: 25倍
PBR
15.23倍
自己資本比率
52.9%
営業CF黒字
9年(FY2021のみマイナス)
連続増配
4年
配当利回り0.77%・PER39倍・PBR15倍は、このブログの高配当株基準を全く満たさない。高配当株としての選択肢ではないが、純粋なビジネスの質(利益率・資本効率)という観点では日本株でもトップクラスの銘柄。配当は回復軌道にあり、長期目線で業績が継続すれば利回りが改善する可能性はある。
気になるポイント
  • 配当利回りが低すぎる。FY2025実績配当53円・利回り0.77%は高配当株の基準(3%以上)を大きく下回る。高配当株投資としての選択肢にはならない水準
  • PER・PBRが極端に高い。PER39倍・PBR15倍超は「成長期待が全部込み」の水準。業績成長が鈍化すれば株価調整リスクが大きい
  • IPブームの持続性は未知数。キャラクターの人気は流行に左右される面があり、中長期の競争力維持には継続的なコンテンツ投資・ブランド管理が必要