第一興商
銘柄コード 7458業種 レジャー・サービス(カラオケ)市場 東証プライムサイズ 中型株
配当利回り
3.58%
2026年9月5日(2026年3月期有価証券報告書確定値・2027年3月期第1四半期決算短信含む)
一株当たり配当金
増配率 2.3% 17年減配なし
何の会社?
- 業務用通信カラオケ最大手級。カラオケ機器「DAM」を企画開発し(生産は外部委託)、スナックやカラオケボックス事業者向けに販売・レンタルする「業務用カラオケ事業」が主力
- カラオケボックスチェーン「ビッグエコー」を中心に、飲食店舗との複合型店舗を全国展開(カラオケ・飲食店舗事業)
- 音楽ソフト事業では日本クラウンなど複数レーベルを保有。演歌・歌謡曲中心の音源資産がカラオケ配信収益にも貢献
- その他、駐車場事業(パーキング)・不動産賃貸・店舗向けBGM放送事業なども展開
- 高齢者施設向けに介護予防・健康増進を目的とした「エルダー事業」(音楽を使った健康機器等)の拡大にも注力中
景気敏感株
魅力ポイント
- 圧倒的シェア。業務用通信カラオケ機器で長年トップシェアを維持しており、「DAM」ブランドは業界の代名詞的存在
- コロナ禍でも減配せず。2021年3月期はコロナで最終赤字に転落したが、それでも配当は据え置き。過去17年以上、一度も減配していない実績
- 配当方針を大幅強化。2026年5月の取締役会で配当方針を刷新し、目安の連結配当性向を「30%以上」から「50%程度」へ引き上げ。株主還元姿勢がさらに積極的に
- 財務は非常に健全。自己資本比率56.9%、営業CFはコロナ禍の赤字年も含め10年以上連続で黒字。ROEも直近は13%台と資本効率は良好
株価
現在株価
1,869円
時価総額
1,943億円
株価は2026年9月4日時点で1,869円(※最新は証券サイト等でご確認を)。コロナ禍で大きく売られた後、業績回復とともに緩やかに切り返してきた。PER12倍台は過去10年平均(20倍程度)よりもかなり低めの水準。
EPS(1株当たり純利益)・配当性向
EPSは2021年3月期にコロナの影響で一時赤字(分割調整後で-171.6円)に転落したが、その後は着実に回復。2025年3月期には172.6円(分割調整後ベースで過去最高水準)まで戻した。ただし2026年3月期は153.4円とやや減少、2027年3月期は121.9円への減益を会社側は予想しており、直近はやや不安定な動き。
売上高・営業利益率
ROE(自己資本利益率)
売上高は2020年3月期の1,463億円から、コロナ禍の2021〜2022年3月期に大きく落ち込んだ(933億円・948億円)が、2023年3月期以降はカラオケ需要の回復とともにV字回復。2026年3月期には過去最高の1,630億円まで伸び、2027年3月期も1,690億円(+3.7%)を見込む。
配当利回り推移
予想PER
12.2倍
過去10年平均: 20.4倍 / 類似企業PER: 15倍
PBR
1.56倍
自己資本比率
56.9%
営業CF黒字
10年超(コロナ禍で最終赤字だった年も営業CFは黒字を維持)
連続増配
1年
配当利回りは3.6%前後で、過去10年平均(3.24%)を上回る水準。PBR1.56倍・PER12倍台と、業績の回復ぶりを踏まえるとやや割安にも見える。2026年5月に配当性向目標を50%程度へ引き上げる方針を打ち出しており、今後の増配余地にも期待したいところ(素人目線ですが)。
気になるポイント
- 感染症・自粛リスク。コロナ禍で経験した通り、カラオケボックス事業は外出自粛や休業要請の影響を直接受けやすい業態
- 来期は減益予想。2027年3月期は売上・営業利益は増加見込みの一方、純利益は前期比▲20.7%の減益予想(前期の特殊要因の反動とみられる)。増配ペースに一服感が出る可能性も
- 主力市場の縮小傾向。スナック・バー等の閉店により業務用カラオケ市場そのものは縮小基調にあり、エルダー事業など新分野の育成が今後の成長のカギ