株式会社ヨドコウ
銘柄コード 5451業種 鉄鋼市場 東証プライムサイズ 中型株
配当利回り
4.19%
2026年5月14日
一株当たり配当金
増配率 20.6% 7年減配なし
何の会社?
- 「カラー鋼板」「メッキ鋼板」を中核とする薄板系鉄鋼メーカー(1935年設立・東証プライム)。旧社名は淀川製鋼所
- 鉄鋼製品に加え、屋根材・外壁材などの建材事業も展開。製鉄から建材まで垂直統合したラインナップを持つ
- 大阪梅田・東京など主要都市に優良ビルを保有する不動産事業も収益の柱。営業外収益に毎期安定して貢献している
- 自己資本比率73.7%・有利子負債ほぼゼロの超健全財務。投資有価証券や不動産の含み益を加えると実力は簿価を大きく上回る
- 2025〜2026年に1:5の株式分割を実施。最低投資金額を引き下げ個人投資家が参入しやすい水準へ
景気敏感株
魅力ポイント
- 含み資産型の堅固な財務。大阪梅田エリア等の優良不動産+大量の上場株式を保有。PBR0.93倍の簿価割れだが、含み益を考慮した実質純資産は簿価を大幅に上回る
- 配当+優待のダブル還元。配当利回り4.19%(FY2027予想53円ベース)に加え、3月末権利のカタログギフト優待(2,000円相当〜)を毎年実施
- 7年間無減配の安定配当実績。FY2021以降は6期連続増配を達成。配当性向75%を基軸に業績連動で還元する方針を継続
- PBR0.93倍・PER10.5倍で割安圏。過去10年平均PER12倍を下回る水準。含み資産の厚みを考えると実質的な割安感はさらに大きい
株価
現在株価
1,266円
時価総額
1,978億円
現在株価1,266円(2026年5月時点)。FY2026決算期前後に実施した1:5株式分割により旧来の5,000〜6,000円台から現在の1,200円台へ移行。時価総額は約1,978億円。FY2026決算(2026年5月11日開示)でFY2027の減配予想が示され、やや軟調な展開が続いている
EPS(1株当たり純利益)・配当性向
EPSはFY2022〜FY2026にかけて回復基調(67.95→120.49円)。FY2026の120.49円は好業績だが、投資有価証券売却益等の非経常収益を含む影響が大きい(営業利益118億円に対し純利益174億円)。FY2027予想は69.81円と大幅減少見込み(特別利益の剥落)。配当性向は75%水準で運用する方針のため、EPS減少がそのまま減配につながった。FY2024の配当性向129.6%は特別配当による一時異常値。※FY2017〜FY2025の数値は1:5株式分割調整済み
売上高・営業利益率
ROE(自己資本利益率)
売上高はFY2022のウクライナ情勢起因の鋼材価格高騰で2,203億円のピークを記録。FY2024以降は市況落ち着きで1,950〜2,100億円台で推移。営業利益率は3.5〜8.5%の幅で変動する景気敏感型で、建設需要や鋼材スプレッドに連動しやすい。ROEは4〜7%台が中心だが、FY2025は7.0%、FY2026は8.1%と改善傾向
配当利回り推移
予想PER
10.5倍
過去10年平均: 12倍 / 類似企業PER: 11倍
PBR
0.93倍
自己資本比率
73.7%
営業CF黒字
10年超
連続増配
6年
PBR0.93倍は名目上の資産価値割れ水準。ただしヨドコウは大阪梅田エリアの商業ビルや大量の上場株式を簿価ベースで保有しており、時価換算の含み益は相当大きい。実質的な割安感は高い。配当利回りはFY2026実績91円ベースで7.19%、FY2027予想53円ベースで4.19%。過去10年平均利回り4.12%とほぼ同水準。PER10.5倍(FY2026実績)は過去平均12倍を下回る割安圏。FY2027の予想PERは18倍と高く見えるが、一時益剥落による利益正常化が主因
気になるポイント
- FY2027は大幅減配見込み。FY2026の91円からFY2027予想53円へ約42%減少。FY2026の純利益が投資有価証券売却益等の一時益で膨らんでいた反動で、FY2027は利益水準が正常化する見込み
- 景気敏感業種のリスク。鋼材価格・国内建設需要・輸入材との競争に業績が大きく左右される。FY2020はコロナ禍、FY2019は市況悪化でEPS・配当ともに低迷した経緯がある
- ROEが低水準。実績ROEは長らく4〜7%台で東証プライムの目安8%を下回ることが多い。自己資本が厚い分、資本効率の改善が課題