eBASE

銘柄コード 3835業種 情報・通信市場 東証プライムサイズ 小型株
配当利回り
3.54%
2026年8月14日(FY2026有価証券報告書確定値・FY2027 Q1決算短信含む)

一株当たり配当金

増配率 21.7% 5年減配なし
  • 大阪発の独立系ソフトウェア企業。商品情報管理プラットフォーム「eBASE」の開発・提供が祖業
  • 食品・日用品・住宅など幅広い業界向けに商品マスタデータ管理・商品情報交換プラットフォームを提供
  • 事業セグメントは、高利益率のeBASE事業(パッケージソフト・SaaS)と、eBASE-PLUS事業(IT開発アウトソーシング)の2本柱
  • 2026年6月、POSデータ分析を手がける株式会社KSP-SPを子会社化。商品データとPOSデータを掛け合わせた新マーケティング事業に展開中
  • 自己資本比率91%・実質無借金経営という、財務健全性が際立つ企業
ディフェンシブ銘柄
魅力ポイント
  • 圧倒的な収益性。営業利益率は直近10年で23〜32%台で推移し、情報・通信業界の中央値(8.4%)を大きく上回る水準を維持
  • 財務の強さ。自己資本比率91%、営業CFは10年以上連続でプラスと、キャッシュ創出力・財務健全性ともに申し分ない
  • 累進的な配当方針。「当期純利益ベースで配当性向50%を基準に算出した額」と「前年の配当予想額」の高い方を採用する方針を掲げており、実質的に減配しにくい設計になっている
  • 積極的な株主還元強化。自社株買いを継続的に実施しており、自己株式(金庫株)の残高はここ数年で急増中

株価

現在株価
429円
時価総額
202億円
株価は2026年8月14日時点で429円(時価総額約202億円)。PER17.6倍は過去10年平均(29.7倍)より大幅に低い水準まで低下しており、業績成長期待の一巡やコア事業の減速がある程度織り込まれている可能性がある。

EPS(1株当たり純利益)・配当性向

分割調整後のEPSは2019〜2020年にかけて一時伸び悩んだ(8.5円→9.8円)ものの、その後は急回復。FY2025には27.7円まで伸びたあと、FY2026は23.0円とやや減少。FY2027予想は24.3円で反発を見込んでいる。

売上高・営業利益率

ROE(自己資本利益率)

売上高は10年で35.8億円→52.6億円と約1.5倍に成長。ただしFY2026は前期比-3.8%とやや減収。内訳を見ると、高利益率の主力「eBASE事業」が-9.5%減の一方、「eBASE-PLUS事業」(IT受託開発)は+2.3%増と堅調。営業利益率は27%台と高水準ながら、直近ピーク(FY2024〜25の31%台)からは低下している。

配当利回り推移

予想PER
17.6倍
過去10年平均: 29.7倍 / 類似企業PER: 25倍
PBR
2.78倍
自己資本比率
91%
営業CF黒字
10年超
連続増配
5年
配当利回りは3.54%で、過去10年平均(1.64%)を大きく上回る。ここ数年の急激な増配と株価の調整が重なった結果と見られる。PBR2.78倍は同業他社と比べて突出した水準ではなく、財務内容の割には評価が控えめな印象。
気になるポイント
  • コア事業の減速。FY2026は高利益率の中核事業「eBASE事業」の売上が前期比-9.5%減少。全社の営業利益・純利益も前期比マイナスに転じた
  • 増配ペースの鈍化(予想ベース)。FY2027(2027年3月期)の配当予想は15.2円と前期と同額。5年続いた増配記録は据え置きとなった(配当方針上、減配ではない点には注意)
  • 過去の株式分割の影響。2018〜2020年にかけて複数回の株式分割を実施しており、分割調整後の1株指標で見ると当時は一時的に伸び悩んだ時期がある。長期の推移を見る際は分割の影響に留意が必要