円谷フィールズホールディングス

銘柄コード 2767業種 卸売業市場 東証プライムサイズ 中型株
配当利回り
5.66%
2026年8月15日(FY2026有価証券報告書確定値・FY2027 Q1決算短信含む)

一株当たり配当金

増配率 69.6% 7年減配なし
  • 「ウルトラマン」IPを保有するグループの持株会社。円谷プロダクション、フィールズ、デジタル・フロンティア、エース電研など子会社33社・関連会社9社を傘下に持つ
  • 事業は大きく2つ。売上の9割超を占める中核事業「アミューズメント機器事業」(パチンコ・パチスロ機の企画・製造・販売)と、「コンテンツ&デジタル事業」(「ウルトラマン」等のIPライセンス、CG/VFX映像制作)
  • 主要子会社の(株)フィールズは、遊技機メーカーへの企画提案からプライベートブランド機の製造販売までを手がける業界大手
  • 2017〜2021年3月期は赤字が続く経営再建期だったが、2022年3月期以降は業績がV字回復
  • 東証プライム上場、業種分類は卸売業
景気敏感株
魅力ポイント
  • 力強いV字回復。2021年3月期に388億円まで落ち込んだ売上高が、2026年3月期には1,741億円まで拡大。純利益も同期間で赤字から130.5億円へ転換
  • 驚異的な増配ペース。1株配当は2021年3月期の5円から2026年3月期には70円、2027年3月期は140円(前期比+100%)を予想
  • 割安感のあるバリュエーション。PER10倍前後・ROE20%超という組み合わせで、収益性の割に評価は控えめな印象
  • 財務体質も改善中。自己資本比率は2022年3月期の43%台から2026年3月期には58.9%まで回復

株価

現在株価
2,473円
時価総額
1,618億円
株価は2026年8月15日時点で2,473円(時価総額約1,618億円)。PER10.3倍・ROE20%超という組み合わせは、市場平均(PER15倍程度)と比べても割安感があります。ただし過去10年は赤字期間も含むため、PERの長期平均との比較はあまり参考にならない点には留意が必要です。

EPS(1株当たり純利益)・配当性向

EPSは2021年3月期まで赤字が続いていたが、2022年3月期の38.2円を皮切りに急回復。2025〜2026年3月期は178.8円→209.7円と成長を継続し、2027年3月期は241.0円を予想。過去の赤字時代とは別会社のような回復ぶりです。

売上高・営業利益率

ROE(自己資本利益率)

売上高は2021年3月期の388億円を底に、2026年3月期には1,741億円まで約4.5倍に急拡大。牽引役は売上の9割超を占める「アミューズメント機器事業」(パチンコ・パチスロ機)で、2026年3月期は前期比+29.3%の伸び。一方「コンテンツ&デジタル事業」(ウルトラマン等)は同-15.9%と減速しており、成長の中身には注意が必要そうです。

配当利回り推移

予想PER
10.3倍
過去10年平均: 10.8倍 / 類似企業PER: 15倍
PBR
2.52倍
自己資本比率
58.9%
営業CF黒字
5年連続(2022年3月期以降)
連続増配
5年
配当利回りは5.66%(会社予想)で、直近数年(2020年3.5%→2026年5.0%)でも右肩上がり。2027年3月期は配当が前期比2倍の140円に急増予定で、利回りはさらに上振れする可能性もあります。ただし急拡大した配当が今後も維持できるかは、業績の持続性次第という点は覚えておきたいところです。
気になるポイント
  • 成長ドライバーの偏り。売上・利益の伸びは主に「アミューズメント機器事業」(パチンコ・パチスロ機)が牽引しており、「ウルトラマン」を含む「コンテンツ&デジタル事業」は2026年3月期に売上-15.9%・営業利益-67%と大きく減速している
  • パチンコ業界特有の景気敏感性。遊技機の入替需要は規制動向や新台の人気に左右されやすく、業績の振れ幅が大きい業界。過去に複数年赤字を経験した実績もその一端と言えそう
  • 急拡大した配当の持続性。2027年3月期の配当予想140円は前期比2倍という急ピッチ。連続増配の実績としてはまだ5年目で、この還元ペースが今後も続くかは業績の持続力次第