高千穂交易
銘柄コード 2676業種 卸売業(専門商社)市場 東証スタンダードサイズ 小型株
配当利回り
3.88%
2026年5月30日(FY2026確定値・FY2027会社予想含む)
一株当たり配当金
増配率 23.5% 10年減配なし
何の会社?
- 電子計測器・試験機器・工場自動化(FA)機器などを専門に扱う専門商社(1952年創業)
- 主な顧客は国内外の製造業・研究機関・大学。半導体・EV・通信など成長分野への計測需要を取り込む
- 計測機器の単純な「売り切り」にとどまらず、システムインテグレーション(SI)など付加価値の高い領域にも注力
- 海外子会社を複数保有し、アジアを中心にグローバル展開を推進
- 近年は半導体・EV向けの計測需要拡大を追い風に売上高・利益率ともに改善が続く
景気敏感株
魅力ポイント
- 配当の増加実績が顕著。FY2016の12円からFY2025の80円へ約7倍に増加。10年以上にわたって減配なし(FY2016〜FY2025)。FY2026に微減配があったがFY2027は同水準維持予想
- 堅固な財務基盤。自己資本比率72%は専門商社として高水準。D/E比率は0.002とほぼ無借金経営で、倒産リスクは極めて低い
- 成長軌道の収益力。売上高は200億円→295億円へ10年で1.5倍に拡大。営業利益率も2%台から7%台へ着実に改善中
株価
現在株価
1,960円
時価総額
399億円
株価はFY2022以降の大幅増配局面で急騰し、FY2025年末の有報時点では1,960円前後と推定される。PER25倍前後と増配期待を織り込んだ水準。FY2026の微減配とFY2027の業績回復予想次第で方向性が変わる局面(※株価は推定値、最新は証券サイト等でご確認を)。
EPS(1株当たり純利益)・配当性向
EPSは10年間で大きく変動してきた。FY2023〜FY2025は67〜79円台と安定してきたが、FY2016・FY2018・FY2020などは急落年が繰り返されており安定感に欠ける。FY2027予想は88.3円と改善が期待される。配当性向がほぼ100%のため、EPSの推移が直接配当に直結する構造に注意。
売上高・営業利益率
ROE(自己資本利益率)
売上高は10年で1.5倍に成長(200億円→295億円)。FY2027予想は320億円(+8.4%)と引き続き拡大見通し。半導体・EV関連向け計測需要が追い風。営業利益率は7%台へ改善してきたが、高配当銘柄として安心するにはもう一段の利益率向上が欲しいところ。
配当利回り推移
予想PER
24.78倍
過去10年平均: 24倍 / 類似企業PER: 18倍
PBR
2.17倍
自己資本比率
71.8%
営業CF黒字
9年(FY2023のみマイナス)
連続増配
5年
PER24.8倍・PBR2.17倍はバリュー投資の観点では割高水準。ただし配当利回りは3.9%台と高め。FY2027にEPS88.3円が実現すれば増配再開の可能性もあり、「増配再開待ち」のスタンスなら面白い。ただしスクリーニング基準を複数満たさない点は正直に認識しておく必要がある。
気になるポイント
- 配当性向ほぼ100%のリスク。FY2023〜FY2026の配当総額が純利益とほぼ同額。EPS低下が即、増配余力の消滅につながる。FY2026に微減配(80→76円)が発生したのもこの構造が要因
- PER・PBRが高め。PER約25倍・PBR約2.17倍はスクリーニング基準(PER15倍以下・PBR1.5倍以下)を大きく超過。「割安」とは言えず、成長期待込みの水準
- EPS・業績の波が大きい。過去10年でEPSは5円〜79円と大きく変動。FY2016・FY2018・FY2020はEPSが急落した年もあり、業績の安定感は高くない