日東富士製粉

✓ トトカブ保有中銘柄コード 2003業種 食料品市場 東証スタンダードサイズ 小型株
配当利回り
3.94%
2026年7月13日(FY2026有価証券報告書確定値・FY2027会社予想含む。株価は2026年7月10日終値ベース。配当・EPSは株式分割調整後)

一株当たり配当金

増配率 22.8% 10年減配なし
  • 2006年に日東製粉と富士製粉が統合して誕生した製粉大手。業務用小麦粉やミックス粉(から揚げ粉など)を製造・販売
  • 三菱商事の連結子会社(持株比率64.74%)。三菱商事食品グループの中核製粉会社
  • 主力の製粉及び食品事業が売上の約83%。小麦粉は生活必需品で、需要が景気に左右されにくいディフェンシブな事業
  • 実は外食事業(売上の約17%)でケンタッキーフライドチキンのフランチャイズ店舗を運営。製粉会社なのにKFCを走らせているユニークな二刀流
  • 東証スタンダード上場、時価総額約667億円。2026年4月に1:4の株式分割を実施し、投資単位が約18万円まで下がって買いやすくなった
ディフェンシブ銘柄
魅力ポイント
  • 累進配当を宣言。2024年5月に「減配せず、維持または増配」の累進配当方針を導入。配当予想も189円→280円(当時ベース)へ一気に増額した
  • 配当は10年で約6.4倍。分割調整後で11円→70円へ成長。この10年減配は一度もなし
  • 財務が鉄壁。自己資本比率78.5%・実質無借金・営業CFは10年連続プラス。edinetdbの財務健全性スコアは88点
  • ディフェンシブ×株主還元。小麦粉は不況でも需要が消えない。配当込みトータルリターンは直近5年で約2.2倍とTOPIX(約2.0倍)を上回る

株価

現在株価
1,778円
時価総額
667億円
株価は1,778円(2026年7月10日終値)。2026年4月に1:4の株式分割を実施して最低投資額が約18万円になった。配当込みトータルリターン(TSR)は直近5年で約2.2倍と、TOPIX(約2.0倍)をやや上回る。累進配当宣言(2024年5月)後に株価は大きく再評価された。

EPS(1株当たり純利益)・配当性向

分割調整後EPSは10年で47円→91円と約2倍。ただしピークはFY2024の116円で、そこから2期連続の減少。FY2027の会社予想も90.44円と横ばい圏にとどまる。配当性向はすでに77%まで上がっており、EPSの回復が増配再開の絶対条件。

売上高・営業利益率

ROE(自己資本利益率)

売上高は10年で489億円→728億円と約1.5倍。小麦価格上昇の価格転嫁が進んだFY2023に700億円台へ乗せた。一方で営業利益率はFY2021の8.0%をピークにFY2026は5.2%へ低下。FY2026は工場修繕費・物流費・外食の人件費増で営業利益-25.1%と大幅減益だった。FY2027は+10.1%の回復を会社は見込む。

配当利回り推移

予想PER
19.6倍
過去10年平均: 11.6倍 / 類似企業PER: 13倍
PBR
1.29倍
自己資本比率
78.5%
営業CF黒字
10年連続
連続増配
0年
予想PER19.6倍は自社の10年平均(11.6倍)を大きく上回る。累進配当宣言以降、配当株として買われて株価水準が切り上がったため。PBRは1.29倍。予想利回り3.94%は過去10年平均(3.49%)より高いが、配当性向77%で増配の伸びしろは限定的。「利回りは魅力だが割安ではない」というのが正直な見立て。
気になるポイント
  • 配当性向が77%まで上昇。EPSはFY2024の116円をピークに2期連続減少しており、利益が伸びないと増配余力は乏しい。実際、配当は2期連続で据え置き
  • 直近は大幅減益。FY2026は営業利益-25.1%(工場修繕費の増加・副産物価格の下落・物流費高騰・外食事業のコスト増)。ROEも6.7%と低下傾向で東証基準の8%未満
  • 親子上場の宿命。三菱商事が64.7%を保有し流通株式が少ないため、出来高は少なめ。少数株主の利益が親会社に劣後するリスクも頭の片隅に