大和ハウス工業
銘柄コード 1925業種 建設市場 東証プライムサイズ 大型株
配当利回り
3.56%
2026年6月27日(FY2026有価証券報告書確定値・edinetdb)
一株当たり配当金
増配率 7.4% 16年減配なし
何の会社?
- 1955年設立の総合住宅・建設メーカー。戸建・賃貸住宅・商業施設・物流施設・データセンターと多角的な事業展開を行う
- 国内最大規模の物流施設デベロッパーとして、EC市場拡大によるニーズを取り込んでいる
- 海外(米国・オーストラリア・ASEAN等)での不動産・建設事業を積極展開。グローバル成長を狙う
- 1棟の家から大型物流センター・データセンターまで、「安心で豊かな住環境・生活環境」を軸にあらゆる建築・開発ニーズに対応
- 「配当性向30%以上」を基本方針として掲げ、業績に連動した着実な株主還元を継続中
景気敏感株
魅力ポイント
- 業績・EPS過去最高更新。売上高5.6兆円・EPS566円はともにFY2026で過去最高。営業利益率も11%超に改善中
- 16年連続増配。FY2010〜FY2026まで一度も減配なし。配当金はこの間に約10倍に成長(17円→175円)
- 割安なバリュエーション。PER8.7倍・PBR1.05倍は同業他社比で割安圏。配当利回り3.56%は過去10年平均(3.45%)とほぼ同水準
- 成長分野への大型投資。物流・データセンター・海外不動産へ積極投資中。中長期の収益成長の柱が育ちつつある
株価
現在株価
4,920円
時価総額
32,434億円
株価はPER8〜12倍の低バリュエーション帯で長期間推移。業績拡大を受け2024年以降に上昇し、現在は約4,920円(2026年6月時点推定・PER×EPS算出)。PBR1.05倍と実質解散価値近辺での推移が続いてきたが、収益力改善で上昇余地も。(※最新株価は証券サイト等でご確認を)
EPS(1株当たり純利益)・配当性向
EPSはFY2021の低迷期(297円)を経てV字回復し、FY2026に566円と過去最高を更新。10年間で約1.9倍の伸び。配当性向は概ね30〜31%台を維持しており、増配の持続性は十分高い水準。
売上高・営業利益率
ROE(自己資本利益率)
売上高は10年で約1.6倍に拡大(3.5兆円→5.6兆円)。コロナ禍のFY2021に一時落ち込みがあったが、その後は力強く回復。ROEはFY2018の約17%から若干低下したが、12〜13%台で安定推移。東証プライム基準の10%超を安定的にクリアしている。
配当利回り推移
予想PER
8.68倍
過去10年平均: 9.5倍 / 類似企業PER: 11倍
PBR
1.05倍
自己資本比率
34.4%
営業CF黒字
10年超
連続増配
16年
配当利回り3.56%は過去10年平均(3.45%)にほぼ並ぶ水準。PER8.7倍は日本株平均(約15倍)の約6割で、割安感は根強い。建設・不動産株として金利動向に注意は必要だが、16年連続増配という実績と今後の成長投資の果実に期待したい。
気になるポイント
- 有利子負債の急増。FY2026の借入金・社債が急増し、営業CF以上のキャッシュアウトが続く。FCFは大幅マイナス。投資フェーズが長引くリスクあり
- 自己資本比率が34%台に低下。FY2021〜2024の37%台から低下傾向。建設・不動産への多額投資が財務的な重しになっている
- 金利上昇リスク。日本の金利正常化が進む中、借入コスト増加と不動産市況悪化のリスクは無視できない